ほぼ西川口。

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4月8日は花祭!ブッダの生誕祭!

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photo by Larry Johnson

 

大乗仏教(日本のお寺)では4月8日はブッダの誕生日です。

お寺では花祭といってブッダの誕生を祝います。

花で飾った小堂に誕生仏という赤ちゃんブッダの仏像をまつります。

その誕生仏に甘茶をそそぎます。

 

ブログを書いているのが4月6日ですが、近くのお寺でも花祭りのお知らせのポスターが貼ってありました。そこの寺は幼稚園も運営されていてブッダがかわいく描かれていました。

 

キリストの誕生日(クリスマス)と比べると知名度はほとんど無いですね。

わたしも花祭りのイベントに参加したことはありません。

 

ブッダの生まれについて経典ではいろいろ語られています。

 

ブッダの前世は兜率天に住んでいる天人でした。

そこで四大王天などの天人に 「今こそ仏になる時です」などと懇願されました。

菩薩(悟る前のブッダ)はそこで仏になるために今世に出るのが最適かどうか下記の5点を観察されました。

 

1.時期:寿命が100歳の時

2.大陸:ジャンブ州

3.地方:カピラヴァットゥ

4.家系:クシャトリア(士族)スッドーダナ王を父に

5.生母およびその寿命の決定:マハー・マーヤー王妃を母に

 

そして今が仏になるのに最適と判断されました!

 

そして菩薩は天から死没してマハー・マーヤー王妃の胎に宿られました。

 

マーヤー王妃はその時、白い象がマーヤー王妃の右脇から胎内に入った夢を見たました。

 

マーヤー王妃が出産のために実家のデーヴァダハの都に行く途中ルンビニ園というすばらしいサーラ樹の園がありました。そのときルンビニ園では花が咲き乱れていました。

 

マーヤー王妃はそこで遊びたいという気持ちが起こってサーラ林に入りました。

 

そこでサーラ樹の枝にふれようと立ち上がって手を伸ばしました。

 

その時、産気を催しました。そしてサーラ樹の枝をつかんで立ったままで出産しました。

 

菩薩と菩薩の母への尊敬のために、空より二筋の水が降り出して菩薩とこの母の体を元気づけさせました。

 

そして菩薩は生まれてすぐに大地に直立して四方を見回して、自分と等しい物は見当たらないのでこう宣言しました。

 

●私は世界の第一人者である。

●私は世界の最年長者である。

●私は世界の最勝者である。

●これは最後の生まれである。もはや二度と生まれない。

 

大乗仏教では天上天下唯我独尊ですね!

 

大乗仏教の天上天下唯我独尊はこれは最後の生まれである。もはや二度と生存はないという意味が無いですね。

 

上記の説話から小堂に花を飾って甘茶をかける理由がわかりますね。

 

アイドルの生誕祭もいいけどブッダの生誕祭にも行ってみましょう!